都市で誰かに襲われたり、心臓発作が起きたピンチのときに助かる唯一の方法!!!
あなたはがもし、都市で心臓発作が起こったり、誰かに追いかけられて、襲われそうになったらどうしうますか?
声をあげれば、誰かすぐ助けてくれるだろう^_^
そう思いますよね?
実は、それは、大きな間違いです。都市では誰も助けてくれないことが多くあります。
なぜなら、人が多すぎて誰か別の人が助けているだろうと人間は考えるからです。
目撃者が何人もいると、一人ひとりの個人的な責任は少なくなります。「ほかの誰かが助けるだろう」、考えてしまうので、結局、誰も助けません。
さらに、人は状況が不明確なときは周囲を見回して「他者の行動」に手がかりを求めます。他の目撃者がどのように反応しているのかによってその出来事が、緊急であるのかそうでないのかを知ろうとします。
しかし、ここできをつけなければいけないのは、「他者」も私たちと同じように「他者の行動」を基準に判断しています。
他の人が助けていないので、あんまりこれは重要ではないのだなと考えてしまいます。
これを心理学の専門用語で「集合的無知」と言います。
「集合的無知」のプロセスを簡単な図にして見ましょう(^ ^)
誰かが倒れている。助けを必要としている人がいるのを見つける
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でも、たくさん人がいるな
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自分が助けなくても誰か助けてくれるだろう
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周りの人は、どう行動しているのかな
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全然助けていないな
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じゃあ、大した問題じゃないんだろう。
スルーしよう。
実際に、ニューヨークの殺人事件でこの集合的無知が起こった事件がありました。
1964年3月のニューヨークで、仕事帰りの20代後半の女性が自宅アパートの近くで暴漢に襲われて殺害されました。
長い間、彼女は叫び声をあげていました。
殺人者は35分の間に3回、路上で逃げまどう彼女を襲いついにそのナイフで、助けを求める彼女の叫び声をかき消しました。
この事件の信じられないところは38人の隣人たちは、アパートの窓際という安全なところから見てるだけで、誰ひとりとして、警察に電話をかけることすらしなかったのです。彼女が息絶えた後になってようやく、目撃者の1人が電話をかけたのです。
メディアは「冷たい社会」、「都市の非人格化」を声高に叫びました。
一方で、2人の心理者ビブ・ラタネとジョン・ダーリーはメディアとは別の視点から、この事件の目撃者の心理を分析しました。
彼らは、人は誰かが緊急事態に陥っている場面に遭遇しても他に多くの目撃者がいると、人助けをしなくなるだろうと考え、「集合的無知」の概念を生み出しました。
では、もし、あなたが人ごみの中でなんらかの発作を起こしたり、誰かに襲われたら、どのように助けを求めたらいいでしょう?
「鍵」は、人が集団になると援助をしなくなるのは不親切だからではなく、確信が持てないからなのだと気づくことです。
①本当に緊急事態なのか?
②行動する責任が自分にあるのか?
こうしたことに確信が持てないので、援助をしないのです。
人は、緊急事態であることがはっきりしている状況でそれに介入する責任が自分にあることを確信すれば直ちに助けようとするものなのです。
ですから、群衆の中であなたに緊急事態が起きたとしてだれか第三者に助けてほしいのならその人だけを見つめ話しかけ、まっすぐ指を指し、ほかの人は無視します。
そして一言。
「そこの青い服を着ているあなた!あなたです!
助けてください!救急車を呼んでください!」
と言いましょう。そうすると必ず助けてくれます。
これを抑えるとあなたも危険なトラブルに遭遇しても、助かる可能性が高いです。
是非、このテクニックを活用してください。
人間の行動心理のまとめ
・人は同じ行動をする人が多ければ多いほど「正しい」と判断する
・人のフリみて我がフリ決まる
・群衆の中で誰かが倒れていてもだれも助けないのは決して社会が冷酷になったのではなく自分に責任があるのか、そもそも緊急なのかが「不明確」なだけ
・だから、もし群集の中で緊急事態に陥ったら
具体的に特定の一人に対して、その人に緊急であることを伝える
参考文献
影響力の武器 ロバート・B・チャルディー二