学校で教わる勉強法はほとんど間違い? 科学的に正しい勉強法とは?

あなたは、学校で授業を受けた時、大事なところにマーカーで線を引いたり、テスト前に教科書を何度も読んだりした経験はありませんか?

 

実は、この学習法は科学的に定着しないことが証明されています。

 

マーカーで線を引いたり、何度も教科書を読むと、とても勉強した気がします。これは、母語で教科書を読んだり、マーカーの線を引くことはとても簡単にできるからです。これは学習に流暢性【fluency】が生まれるからです。この教科書、参考書を読んだら、できているようになるぞと気持ちだけ、生まれて、学習自体に集中力が向かなくなります。読むこと=理解していると学習者に間違った認識を与えます。

 

実は、僕も学生時代は、間違った学習法で勉強をしていました。。。。もっとこのことを早く知っていれば、学習も仕事も圧倒的なパフォーマンスが出せていたことでしょう。今は、効率的な学習法、仕事の進め方のアドバイザーとして仕事ができていますが、ここにたどり着くまで随分回り道をしました。

 

学習法を専門に研究しているケント州立大学の心理学准教授のJohn Dunlosky「ジョン、ダンロスキー」氏によると、マーカーに線を引いたり、参考書を読んだりだけした生徒がテストを行うとほとんど授業内容理解していないとお話しされています。

 

 

John Dunlosky

ケント州立大学の心理学准教授インタビュー

www.youtube.com

 

 

それでは、どのように学習すれば、身につくのでしょうか???

 

 

まず前提として、正しい学習とは、学習した内容を理解、記憶し、定着化することです。

この理解と、記憶の定着を改善する手法が、

 

①スペーシング 学習内容を時間を分散させて行う。

これは、テスト前など1日で詰め込まず、2週間ほどに渡って学習を行うことです。記憶は、何度を繰り返し「忘れる⇨思い出す⇨忘れる⇨思い出す」と内容を思い出すことによって、強化され、長期に渡って保持できるからです。

 

②学習内容を要約する

 これは、自分に学習した内容についてクイズすると良いです。内容の理解度を確かめることができます。一番良いのは、同じ授業を受けた友達に説明することです。もし、理解に誤りがあった場合、友達からフィードバックがもらえます。

 

③自分の生活や元々持っている知識と関連付ける

記憶は家の足場のようなものであり、元々持っている知識と関連づけて、足場を広げて、家をどんどん大きく組み立てていく性質を持っています。ですから、元々持っている知識と新しい知識を関連づけることが学習内容の理解を助け、長期的な記憶を可能にすることができます。

 

皆さんもぜひ、新しい学習をするときは、上記のテクニックを使ってみてください(^ ^)

私が英語を指導して、TOEICを3ヶ月で300点近くあげている実績がありますが、生徒の皆さんにはもれなく、全てを行っていただいております。